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検定合格ガイド

「知的財産検定2級対策公認セミナー」講師陣による2級検定合格ガイド

結城大輔先生第3回 結城大輔先生:「著作権」担当

 次回の知的財産検定に向けて,受検を考えている方やすでに受検を決めて学習を進められて方が多数いらっしゃるでしょう。しかし,「検定にはどういうメリットがあるのだろう」,「受検のためにどういう勉強方法だと効率良く勉強できるだろう」,「何か良い参考書はないかな」といった悩みも多いのでは? そこで,「2級対策公認セミナー」で講師を務める3名の先生方に,検定の活用法,学習のポイントや参考書,そしてセミナーを受講される方へのメッセージもあります。

結城先生に聞きました! 知的財産検定の重要ポイントは?
 知的財産検定2級の試験で求められていることは,あくまでも「基本的な知識」の確認です。そして,何についての基本的な知識かというと,「法律と実務」です。ですから,みなさんがこの2級検定試験に向けて勉強する際も,常に,「法律と実務」についての「基本的な知識を習得すること」を意識してください。
 「実務」の理解は,「法律」についての理解が前提となります。よって,まずは,「法律」,すなわち著作権法の内容を理解することから始めましょう。

○知的財産部などの方
 知的財産部などに属している方にとって重要なのは,2級では,専門的な知識,特殊な例外などについての知識,最先端の知識などを要求されているわけではないということです。むしろ,普段の業務ではあまり触れない分野や法律について,基本的な知識を確認することに重点を置くとよいでしょう。

○エンジニアや研究者の方
 エンジニアや研究者の方にとっては,日常業務で著作権法の条文に触れる機会はそう多くはないのではないかと思います。基本的知識の出発点は法律の条文です。まずは,著作権法の条文の意味を把握することから始めるとよいでしょう。

○学生や初心者の方など
 学生や初心者の方にとって重要なのは,常に具体的なイメージを思い描きながら,テキストや条文を読み進めていくことです。「公認テキスト」には,具体的な事例が豊富に掲載されています。そのような具体例に基づいて,法律が適用されるのか,実務がどう動いているのかを意識して勉強を進めていくとよいでしょう。ニュースや最高裁判所のホームページで紹介される裁判例などに興味を持つとさらによいと思います。

試験に向けた学習のチェック・ポイント
 2級検定の目標である「法律と実務についての基本的知識の習得」のための学習として重要なことは,やはり何と言っても法律の条文です。専門的な知識や判例,最先端の議論や複雑な学説には,あまり振り回されないことです。
 著作権についていえば,とにかく,著作権法の条文に慣れ,親しむことです。条文に規定されている内容を把握することが,何よりの基本的知識となります。
 法律の条文を学ぶ際には,その条文がなぜそのように規定しているのかという「趣旨」を理解することが大切です。条文の趣旨,ねらいが理解できれば,イメージがわきやすくなりますし,具体的な事案への当てはめ方が分かるようになります。
 その上で,公認テキストの事例などを参考にしながら,法律の条文が具体的事例においてはどのように当てはめられるのかについて勉強を進めていくとよいでしょう。そして,より多くの事例に触れた方がポイントをつかめてきますので,判例集などを活用しながら,イメージをつかむとよいでしょう。

お勧めの自習方法と参考書籍
 著作権を勉強する際には,何よりも著作権法の条文に触れることを最優先してください。参考図書としては,『著作権法概説第11版』(半田正夫著,法学書院)などが分かりやすいのではないでしょうか。条文については,少し高価ですが,『著作権法逐条講義4訂新版』(加戸守行著,著作権情報センター)や,『著作権法コンメンタール(上・下巻)』(金井重彦・小倉秀夫編著,東京布井出版)を必要に応じて参照するとよいでしょう。
また,具体的なイメージをつかむという意味では,公認テキスト以外に,『著作権判例百選第3版』(斉藤博・半田正夫編,有斐閣),『著作権の法廷』,『著作権の法廷(続)』(岡邦俊著,ぎょうせい)などをお薦めします。

受検される方へのメッセージ
 2級検定は,「公認テキスト」記載内容を中心に,著作権法の条文をよく理解できていれば,十分合格できる内容だと思います。試験本番では,あまり難しいことや例外的な場面などを考え過ぎることなく,問題文をよく読んで,素直に考えるようにしてみるとよいでしょう。
 知的財産についての基本的な知識は,ビジネスにおいても法律の学習においても,これからその重要性はますます大きくなっていきます。みなさまが合格され,今後活躍されることを祈念いたします。


結城大輔先生 プロフィール
弁護士。東京大学法学部卒業。
1995年に司法試験合格し,1998年弁護士登録。
のぞみ総合法律事務所パートナー。
2000年4月から2002年3月,日本銀行信用機構室出向。