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金沢工業大学大学院・知的創造システム専攻

【OB・OGインタビュー】
アーティスト・村山華子さん
[2005/12/08]

実際に入学した時の印象はいかがでしたか?
  講義の進め方は丁寧で,前期から基礎的な内容と応用的な内容が並行して進んでいく感じです。内容は,基礎も応用も常にビジネスを意識した実践的なものだったので,私の場合,講義で疑問に思った箇所や専門用語については専用のメモ帳へ書き込んで,自宅へ持ち帰ってはインターネットで詳細に調べたりして,前期は復習が大変でした。
インタビューに答える村山さん。金沢工業大学大学院,虎ノ門キャンパスにて。

村山さんの場合,実務経験はありませんでしたが,他の院生たちとのレベルの差に苦労されたことはありましたか?
 講義によってはグループ演習もあって,最初のうちは,特に専門知識と実務経験が豊富な院生たちとどうやって対等に課題へ取組めば良いものか,戸惑うこともありました。しかし,今振り返ってみると,お互いに足りない部分をそれぞれの得意分野で補い合って,みんなでレベルを高めることができるのが,この演習の良い点だったと思います。実際,私自身も多くの院生に助けてもらいました。
 虎ノ門キャンパスには,大学院で学んだ知識を,実際に携わっているビジネスへ生かそうと考えている院生たちが数多く集っていて,講義の中でもそれぞれが自分のビジネスシーンを想定して必要な専門知識を吸収しています。私にとっても,彼らとの交流は社会人大学院で専門知識を学ぶ意義を改めて考えさせられ,とても良い刺激になりました。高い目的意識で講義に出るようになると,専門的な法律文書を読んでも自然と苦にならなくなり,周りの院生との差が,少しは縮まったような気がしました。

特に印象に残っている講義はありますか?
 印象に残っている講義の一つは,後期の「商標特論」です。修了後の今でも,よくノートを見返しています。講義の内容も,ただ法律の条文を追ったものではなく,ブランドとは何なのか,ブランドと商標の違い,商標を権利化させる目的,商標の持つブランドに対する影響力など,現在のアーティスト活動の中で作品の持つ価値を考える上でも非常に参考になっています。その他に,「サイバーロー特論」では,物事に対峙する際,法律的な視点で考えることの重要性について学びました。
 講義の中には,企業への実地演習もあり,「e-Business特論」の講義の一環で,サプライチェーン・マネジメントの先進企業である洋菓子メーカーのメリーチョコレートカムパニー社にも訪問しました。
村山さんのポートフォリオインテリジェンス
村山さんの1年間のコアコンピタンスの形成過程をまとめた「ポートフォリオインテリジェンス」。分厚いです。

修了後,1年間学んだ知識や経験は,どのような形で生かされていますか?

 これからは,1年間で学んだ専門知識を生かして,自分自身の作品のマネジメントのほかに,機会があれば,他のアーティストの力になれればと考えています。実際,あるアーティストから,ギャラリーとの契約について相談を受けたことがありました。
 契約では,金銭的な部分以外に,例えば「一つのギャラリーと契約しても他のギャラリーで展示ができるのか」など,アーティストから事前に交渉しておきたい部分が色々あるかと思います。しかし,現実は,契約や法律に対して,ギャラリー側の意識が低いということもあるようです。また,弁護士など法律の専門家に相談しても,作品の内容に関わる専門的なことに関しては,アーティストの意思が伝わらないことが多いことも分かりました。相談に乗っているうちに,私は,相談者が権利として守りたい部分について法律的な代弁を行うことになったのです。アーティストと弁護士とのいわば通訳者と言いましょうか。現在は,大学院の先生にも相談させて頂きながら,若手のアーティストに対して汎用性の高い新しい契約書の雛形を完成させつつあります。
 今後も,自身のアーティスト活動と並行して,こうした他のアーティストからの法律相談やギャラリーとの契約書作成の支援などもしていけたらいいなと思います。(前ページへ

村山さんが担当したデザイン・ノート
今年8月に全国で発売され,村山さんが担当したデザイン・ノート。
罫線が全て文字で構成されており,書くだけでなく読むことも楽しめるノートとなっている。 大手文具メーカーの知的財産部に勤務する院生の紹介が制作のきっかけとなった,いわば虎ノ門キャンパスでのコラボレーション作品。 「アート」と「プロダクト」を融合させた,メーカーの中ではまだ新しいシリーズで,現在、書店を中心に好評発売中である。

★村山さんのブログ
 http://hanakid.jp/

●村山さんデザインのノートに関するニュースリリース
 http://www.kokuyo.co.jp/press/news/20050819-445.html

●メーカー ホームページ
 http://www.kokuyo.co.jp/rdi/an/

●村山さんデザインのノートに関する記事
 http://allabout.co.jp/fashion/stationery/closeup/CU20051015A/index.htm


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